中国の王毅外交部長は8月21日、パキスタンのダール副首相兼外相と同国の首都イスラマバードで第6回中国・パキスタン外相戦略対話を共同主宰しました。

王外交部長は「両国指導者の戦略的リードの下で、中国とパキスタンの全天候型戦略的協力パートナーシップは着実に前進しており、戦略的意義はさらに重要になっている。

中国は引き続きパキスタンを周辺外交の優先方向に置き、これまで通りパキスタンが国家の独立、主権と領土保全を守り、テロリズムを取り締まり、団結と安定を実現し、発展と振興を加速させるとともに、国際・地域問題においてより大きな役割を発揮することを断固支持する」と述べました。

王外交部長は、パキスタンと共に中国・パキスタン経済回廊2.0の「アップグレード版」を構築し、成長、民生、革新、グリーン、開放の「5大回廊」の建設に力を入れ、産業、農業、鉱業の3大分野に焦点を当て、グワダル港の建設と経営をうまく運び、カラコルム・ハイウェイの円滑化を保障し、中国・パキスタン経済回廊が質の高い発展の新たな段階に入るよう推進したいとの中国側の意向を伝えました。

ダール副首相兼外相は、「パキスタンは中国と各分野の実務協力をさらに深化させ、中国・パキスタン経済回廊の『アップグレード版』建設を共同で推進し、産業、鉱業、農業、エネルギー、情報技術、相互接続などの分野の協力を強化することを期待している。パキスタンはあらゆる形態のテロリズムに全力で取り締まり、あらゆる措置を講じて中国のパキスタン駐在機関と人員の安全を保障する」と述べました。(提供/CRI)

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