体力が落ち、声に力がなく、全身だるいと感じることがあるだろうか?なかなか寝付けず、悪夢を見ることが多く、昼間に眠気が繰り返して起こることがあるだろうか?健康診断で基準値を超える項目もあるが、特定の病気と診断される基準には達していなかったということがあるだろうか?「ある」と答えた人は、病気と健康の中間の状態「亜健康」かもしれない。

8月上旬、江蘇省南通市中医学病院は、「亜健康」の人を対象にした診察を設置し、各種「不調」の治療を行っている。

同診察を設置すると、すぐに予想以上の利用者が殺到したという。利用者は中年・高齢者のほか、徹夜することが多い若者が受診者の主力軍となっている。

平日は忙しく時間が過ぎ、ストレスが大きく、ハードな仕事をこなさなければならないため、「リベンジ夜更かし」が習慣になってしまっている若者も多い。そして、十分な休息が取れず、翌朝起きても体がだるく、気力が出ず、運動する元気もなく、悪循環へと陥っていく。

医師は、「亜健康」状態から抜け出したいならまず正しい健康維持の意識を養うことが重要で、次に医師に自分の体質を見極めてもらうことが必要だと若者に注意を呼び掛けている。また、健康的な食習慣を維持し、睡眠を十分にとり、メンタルを良い状態に保つことも大事だ。特に、健康を維持するためには、朝食をきちんと食べることが大切だとしている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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