2025年8月26日、韓国・MBCによると、訪米中の李在明(イ・ジェミョン)大統領がホワイトハウスの向かいにある国賓用の迎賓館「ブレアハウス」ではなくホテルに滞在していることを巡り、一部から「米国側から冷遇されている」と指摘する声が上がっていることについて、韓国外交部が「事実と異なる」と反論した。
韓国外交部は「米国側から『館内の修繕工事のためブレアハウスを提供できない』との説明を受けた」と明かし、「21年にも文在寅(ムン・ジェイン)元大統領が補修工事のため『ブレアハウス』ではなくホテルに宿泊した前例がある」と説明した。
また、米国務省の副儀典長が空港に出迎えたことについても「副儀典長が儀典長の代理として出迎える予定だと事前に説明があった」とし、「過去にも儀典長代理が出迎えた事例がある」と説明した。
さらに「李大統領の公式実務訪問を準備する中で、米国側はわが国の首脳の訪米を歓迎し、成功裏に終わるよう最大限協力するとの意思を繰り返し示していた」と強調した。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「工事中なのにそこに泊まらせたら、そっちの方が非礼」「もし冷遇されたとしても、それで委縮するような大統領ではない。李大統領は国の利益のためならどんな場所でもぐっすり眠れる人だと信じている」「外交をうまくやり、国益を守ってくれたらそれで十分。ブレアハウスに泊まるかどうかは大した問題ではない」などの声が上がっている。
その他「たくさん部屋があるだろうに、全て工事中なんてことある?」「韓国の首脳が行くときはいつも工事中なんだね」「もし本当にそんな冷遇を受けたなら、韓国の国民や国会議員がそろって米国を批判するべき。なぜ韓国国民同士で言い争っているの?」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本)