中国国家インターネット情報弁公室など4部門が共同で公布した「人工知能(AI)で生成した合成コンテンツの識別表示規定」(以下「識別規定」)が9月1日から正式に施行されます。この「識別規定」は、AIが生成したすべての文字、画像、動画などのコンテンツには必ず「識別表示」がなければならないことを定めています。
中国では、現在までに国家インターネット情報弁公室に490余りの汎用AIモデルが、また省クラスのインターネット情報弁公室に240余りの汎用AIモデルが登録されており、中国の生成AI製品のユーザー規模は既に2億3000万人に達しています。「識別規定」は、AIで生成した合成コンテンツとはAI技術を利用して生成、合成されたコピーや画像、オーディオ、ビデオ、バーチャルシーンなどを指すと明確にしています。識別表示には明示的な表示と暗黙的な表示の両方が含まれます。プラットフォーム側はサービス提供者がコンテンツをアップロードしたり、配信したりする際に審査を行って合成コンテンツに「AIで生成したもの」との表示があるかどうかを確認し、表示のないものやAIで合成したコンテンツの疑いがあるものに対してはリスクの警告を付与し、発信側で虚偽情報の拡散を遮断する必要があります。(提供/CRI)