中国東部の浙江省の寧波と舟山を結ぶ高速道路の寧波戚家山-舟山金塘区間は、このほど正式に着工しました。このことで、世界最長の片道3車線の高速道路トンネルの建設が始まります。
今回着工した区間の本線延長は約18.05キロです。設計時速は100キロで、海底トンネル部分は80キロです。金塘海底トンネルは全長約11.6キロで、世界最大の建設規模と延長距離の海底高速道路シールドトンネルです。
このトンネル建設は高水圧、強腐食性環境、複雑な海底地質、海中での精密接合といった世界でもトップクラスの技術の難題に直面することになります。最大0.9メガパスカルに達する水圧は、成人の手のひらの面積に乗用車1台分の重量がかかることに相当します。プロジェクトチームは主駆動系の状態監視と自動補正技術等の先進技術を導入するなどで、施工のスマート化レベルを全面的に向上させます。(提供/CRI)