中国のSNS・小紅書(RED)に16日、初めての日本一人旅を終えようとしている中国人観光客の手記が掲載された。以下はその内容。
今日で初めての日本一人旅を終える。来る前はとても不安だった。日本語は話せず、英語もあまり得意じゃない。クレジットカードも申し込むのが遅く、まだ使える状態じゃない。それに、自分は計画を立てるのがとても苦手なタイプだった。
旅行情報を調べていると、「日本人は冷たい」「差別する」といった投稿ばかりがおすすめに出てきた。特に自分が行く予定だった東京についてはそうした投稿が多く、かなり不安になっていた。日本に来てからというもの、店に入ろうとするたびにアリペイ(支付宝)やウィーチャットペイ(微信支付)が使えるか、店員の態度が悪いとか差別されたとかいったクチコミがないかをグーグルで調べていた。
実際に私が行った多くの飲食店やスイーツ店、泊まったホテルにも、店員やスタッフの態度が悪かったというクチコミがいくつかあった。でも驚いたことに、私自身はそうしたことには一度も遭遇しなかった。ふらっと入った店も多かったけど、どこでもとても良い体験ができた。特に印象に残っているのは東京に来た初日の夜、駒込にある焼き鳥店に行った時のこと。
もう午後9時を過ぎていたのに、スポンジ・ボブのように元気いっぱいで、飲み物を持ってきてくれた時には一緒に乾杯までしてくれた(後から知ったのだが、乾杯は店員を応援するために500円を支払うことで受けられるサービスだったようだ。でも、その店員さんはすべての客と乾杯していた)。
会計時にPayPayでの支払いに失敗すると、彼は大げさな顔をして「だめみたいですね…」という感じで話した。その口調が面白く、つい笑ってしまった。支払いに失敗しているのに、まったく気まずい感じがしなかった。結局、現金で支払った。店を出る際には、彼が店の前でずっとお辞儀をして見送ってくれた。
正直、中国国内ではこんなサービスは体験したことがない。礼儀正しいという点ではどちらも同じだけど、元気いっぱいの接客が人の気分をこれほど明るくしてくれるのだと初めて気付いた。この店員さんはとても若く、高校生か大学生のアルバイトのように見えた。
その後、上野ではいかにも社畜といった感じの男性店員さんに出会った。
接客業だけじゃなく、道行く人もとても親切だった。(ホテルの)エレベーターの前で(乗るために必要な)カードキーを探していると、通りかかった人が「大丈夫ですか?」と聞いてくれた。私は「大丈夫です。カードキーを探しているだけです」と伝えたつもりだったけど、どうやら「カードキーをなくした」という意味に伝わってしまったようで、その人は2階に行けば再発行できると教えてくれた。そして、私が本当に大丈夫なのか何度も振り返って確認してから、ようやく去っていった。
言葉の壁は、自分の準備不足。でも、誰もができる限り私に合わせてくれた。少しの英語と身振り手振りでも、なんとかコミュニケーションを取ろうとしてくれ、面倒くさそうに無視されることもなかった。自分では(相手の意図を)すぐに理解できたと思っているけど、どうか相手の人の面倒になっていませんように。
それに、ここでは多くの人が、適度な距離感を保ち、とても礼儀正しい。
韓国にいた時のように、あちこちで人の顔色をうかがい(自分は人の顔色をとても気にするタイプ)、白い目で見られるのを気にするよりも、ここにいるほうがずっと気楽に感じる。私は東京が大好き。離れるのが寂しい。(翻訳・編集/北田)











