「GREENROOM FESTIVAL」は2005年の開始当初、横浜大さん橋ホールを会場としていたが、2010年からは神奈川県・横浜赤レンガ倉庫野外特設会場へと移動して現在に至っている。赤レンガ倉庫といえば、最寄りの駅から徒歩10分ほどの東京湾を望む絶景スポット。フェスが行われていないときでも、買い物や散歩、デートなどで訪れる人が多く、恵まれた環境にある。地元の横浜や東京からはもちろん、遠方からのアクセス良好で、都市型フェスでありながら、自然との触れ合いも感じられることが特徴と言える。海を臨むロケーションは名称にも表れており、「GREENROOM」は「波のチューブ内の空間」を意味するサーフィン用語。サーフィンをする人にとって最高で特別な空間とされているのだとか。
そんなフェスのテーマは、「海や緑の⼤切さ、⼼地よさを「⾳楽」「アート」「カルチャー」を通して伝えていく」ことで、サーファーでもある主催者の釜萢直起がフェス立ち上げにあたり掲げたものだ。そのきっかけは、まだ⽇本ではビーチカルチャーやサーフカルチャーが根付いていないなか、2004年にカリフォルニアのラグーナビーチで開催されていた「ムーンシャインフェスティバル」を観た釜萢が、「⾳楽だけでなく、アートやファッション、ライフスタイル、そして”⾃然を⼤切にする”という意識がカルチャーの⼀部としてしっかり息づいていた。そこにすごく衝撃を受けた」(Rolling Stone Japanのインタビューより)ことから生まれたコンセプトだという。
その思いは言葉だけではなく、フェスを通して行われている様々な環境アクションに繋がっている。今年の開催内容からピックアップすると、海や自然をテーマにしたアートエキシビジョンの開催、海や自然環境をテーマにしたフィルムの上映、流木や廃材、海洋ゴミなどを使用したフィールドアートの展示などが会場で実施される。
そんな取り組みが継続されているのも、毎年出演するアーティストの ”グッドミュージック” を楽しめることが大前提だ。そのラインナップは、学⽣時代からサーフィンやスケートボードにどっぷり浸かっていたという釜萢の嗜好とフェスのコンセプトを体現したものであることは、第1回にカリフォルニア生まれの音楽家でスケートボーダーのトミー・ゲレロ(Tommy Guerrero)が出演していることからも明白。その後、出演アーティストは年々増加していき、チャカ・カーン(Chaka Khan)、ジミー・クリフ(Jimmy Cliff)といった誰もが知るレジェンドから、ハイエイタス・カイヨーテ(Hiatus Kaiyote)、ヴィンテージ・トラブル(Vintage Trouble)らR&B、ソウルテイストなアーティストも登場している。2019年には、トム・ミッシュ(Tom Misch)が出演。心地良いトーンで聴かせるギタープレイと耳馴染みの良い美声を響かせた。2024年にはメインステージ「GOODWAVE」の初日にUKダンスシーンを牽引するフューチャー・ディスコ・ユニット・ジャングル(JUNGLE)が、2日目は待望の初来日を果たしたシンガーソングライターのトーンズ・アンド・アイ(Tones and I)がそれぞれヘッドライナーを務めて話題を呼んだ。
GOODWAVE 豪華アーティストが奏でるGREEN ROOM FESTIVALのメインステージ
BLUESKY 海辺の太陽の下、気持ち良く⾝体を揺らす開放感あるステージ
2025年は20周年を記念して3Days開催となり、満を持してカマシ・ワシントン(Kamasi Washington)、ジェイコブ・コリアー(Jacob Collier)らが出演。原点回帰のトミー・ゲレロの参加もあり、アニバーサリーに花を添えた。2026年のラインナップについては別稿に譲るが、開催から20年を経て、DAWによる制作やサブスク配信の浸透などもあり音楽ジャンルの細分化やアーティストの増加もありながら、あくまでもフィジカルで人間味のあるアーティストたちにこだわりブッキングしていることが、「GREENROOM FESTIVAL」の大きな魅力ではないだろうか。2018年からは、新たに「LOCALGREEN FESTIVAL」もスタート。5月と11月の2度にわたりグッドミュージックを届けている。
SURF MARKET、サーフブランドやフードトラックが並び、にぎわい溢れるエリア
オーガナイザーの釜萢は、ライブハウスや古着屋、個性的な店で活気ある東京・町⽥で育ち、⼩⽥急線に乗り1時間以内で行ける湘南地域で海に親しんだという。
<イベント情報>
GREENROOM FESTIVAL26
2026年5月23日(土)・5月24日(日)横浜赤レンガ倉庫
アーティストラインナップ
5/23(土)
ELLA MAI
LEISURE / KREVA / Dragon Ash / 平井 大
KID FRESINO / Emma-Jean Thackray / Matteo Mancuso
go!go!vanillas / GADORO / PES
おとぼけビ~バ~ / 長岡 亮介
CAPTAIN VINYL / Alex from Tokyo / Ajuchan
5/24(日)
JON BATISTE
JANELLE MONÁE / 東京スカパラダイスオーケストラ / AI
ORANGE RANGE / Joe Armon-Jones / KIRINJI
iri / Kroi / SPECIAL OTHERS / S.A.R.
GEZAN / Tribe Sampler Collective – Nujabes Tribute Set –
SHACHO (SOIL&”PIMP”SESSIONS) / DJ KAWASAKI / DJ SHOTA
主催:グリーンルームフェスティバル実行委員会
オフィシャルサイト:https://greenroom.jp
Instagram:https://www.instagram.com/greenroomfestival/
X:https://twitter.com/GreenroomFes
TikTok:https://www.tiktok.com/@greenroomfestival


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