独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月9日、CrewAIにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。


CrewAI

 マルチエージェントAIシステムを構築するためのフレームワークCrewAIには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・Pythonコードを実行するためのCodeInterpreterToolにおいて、Dockerが利用できない場合に、SandboxPythonが用いられるため、C言語の関数呼び出しによりコードが実行される(CVE-2026-2275)
→リモートコード実行

・複数のRAG検索ツールにおいてURLが適切に検証されていないため、内部またはクラウドのサービスからコンテンツを取得可能なサーバサイドリクエストフォージェリの脆弱性が存在する(CVE-2026-2286)
→サーバサイドリクエストフォージェリ

・CrewAIにおいて、Dockerの実行状態が正しくチェックされず、代わりにサンドボックスが使われる可能性がある(CVE-2026-2287)
→リモートコード実行

・JSONの読み込み処理において、入力パスの検証が行われていないため、サーバ上の任意のローカルファイルを読み取られる可能性がある(CVE-2026-2285)
→任意のファイル読み取り

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、CVE-2026-2275とCVE-2026-2287については、CrewAI 1.11.0で修正されている。

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