中国のポータルサイト・百度に7日、日本留学時に心を通い合わせた「わす得れぬ日本人」についてのエピソードを紹介する記事が掲載された。
 
 まず最初に紹介したのは、アルバイト先の飲食店で知り合った日本人男性だ。
「アニキ」と呼んでいたこの男性は新人のころからとてもよく面倒を見てくれ、ある日空調が故障して厨房内が暑くなり、汗が止まらなくなった時には昼休みにTシャツを買ってきてくれて「非常に感動した」と紹介。「アニキ」は普段からどんな話でも付き合ってくれて、まさにこの「アニキ」から日本人の生活や日本人との付き合い方、そして多くの日本語を学んだといっても過言ではないとした。
 
 また、この店の総料理長についても言及し、就業ビザを取得する問題で10万円が必要になったときに「もし残って就職できるなら、この10万円は出してやろう」と言われてやはり大いに感動したと伝えている。
 
 さらに、留学中に知り合った日本のある女子大学生とも忘れ得ぬ交流をしたことを紹介。年齢が近く、同じ大学生だったことからよく一緒に遊びに出かけ、色々な話をしたと伝えた。また、この女子大学生の兄が中国人女性と結婚したことで中国語に興味を持ち、大学で中国語の科目を選択したとする一方で、本人が「お兄ちゃんが中国の人と結婚したから、私まで中国人と結婚するとなったら家族はきっと同意しないだろう」と語ったという話を伝えた。
 
 記事はこのほか、大学で知り合った日本人の学友たちについても取り上げ、多くの人が自分とよく話をしてくれ、中には「中国人だから」ということで卓球を挑んでくる学生もいたと紹介。また、中国に関係する卒業論文を執筆していた学生からは、図書館で「取材」を受けたこともあったとした。そして、日本人学生たちとの交流について「彼らはとても純粋、善良で、とても心地よい交流ができた」と振り返った。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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