中国四川省成都市の金牛区では最近、広場で中高年の女性たちが大音量で音楽をかけながら、「キョンシーダンス」と呼ばれる奇妙な踊りをしており、周辺住民たちが大いに迷惑しているという。あまりにうるさいとして集合住宅に住む住民が窓から女性たちにゴミ袋を投げつけ、抗議する騒ぎにも発展した。
現地紙・華西都市報が５日伝えた。

　中国ではこのところ、中高年の女性たちが広場などに集まって踊る「広場ダンス」が迷惑だと“社会問題”になっているが、この「キョンシーダンス」も似たようなもので、腕を前に伸ばして前後にジャンプするなど、中国のおばけ「キョンシー」やマイケル・ジャクソンの「スリラー」のダンスのような動きを繰り返す。「心肺の機能を高め、動脈硬化や高血圧の予防になる」「肩や首をよく動かして鍛えることにつながる」と言われており、「簡単で面白い」として高齢男性なども参加しているという。

　ただ、この「キョンシーダンス」を夜１０時過ぎまで大音量で続けるため、周辺の住民は迷惑している。数日前には住民が抗議のために投げつけたゴミ袋が、踊っている人の頭にぶつかりそうになった。

　広場の管理責任者がダンスをしている人々に注意し、音楽は小さくなったものの、依然、夜９時ごろまで踊っているため、周辺住民は「もっと早く終わるようにしてほしい」と訴えている。（編集担当：古川弥生）


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