漢字をはじめ、日本にある文化の多くはその源流をたどると中国に行き着く。そのため、中国から日本を訪れると、どこか懐かしい感じを受ける人もいるようだ。


 中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本は泥棒だった!」という表現で、日本に中国から来た文化が数多く残されていることを紹介する記事を掲載した。泥棒という言葉はあまり良い言葉ではないが、決して貶める意味で使用しているわけではなく、中国文化の影響力が強かったことを表現しているようだ。

 記事は、日本の古い家屋や街並みには「唐の時代」の面影があると伝えつつ、まるで「唐の時代の中国が日本に再現されているかのようだ」と主張。日本は政治や経済、学問のほか、生活などいたる点において中国文化の影響を受けていると論じたうえで、中国の文化を導入した日本は「パクリ大国」だと論じた。

 続けて、中国には6000年という歴史があり、日本文化も中国文化とは「比較のしようがない」と主張する一方、日本は1億人を超える人口を持ち、一時は世界第2位の経済大国にまで上り詰めたと指摘。さらに、日本は他国の文化の精髄を学び、それを昇華させて自分のものにすることがに長けていると指摘し、まさに「パクリ大国の逆襲」だと主張した。


 日本には中国に源を発する文化が数多く存在するのは事実だが、近代においては中国も日本から多くの文化を導入している。例えば、中国で生まれた「漢字」についても、中国になくてはならない言葉である「共産主義」や「共産主義」は中国生まれの言葉だ。また、中国で日常的に使われる、保険、目標、目的、人権、社会、自由、宗教、組織なども日本語からの外来語だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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