記事は、日本の「10大国粋」を相撲、芸妓、和服、茶道、下駄、弓道、サクラ、抹茶、華道、畳として、それぞれの「起源」について説明している。芸妓については「唐や宋の時代、士大夫が芸妓を携えて吟じるのは普遍的な習俗だった。それが日本でのみ現在まで続いているのだ」と論じた。
また、サクラは「中国のヒマラヤ山脈を原産」とし、和服は「三国時代の呉を起源として、貿易活動を通じて日本に入ってきた」とした。さらに、抹茶は唐や宋の時代に行われていた茶葉を粉末にしてからお湯を注ぐ「点茶」を「パクったもの」と説明している。弓道は中国古代の「射礼」の延長であるとし、相撲も唐の時代に日本に伝わったと紹介した。
そして、華道は隋の時代の仏堂供花が起源、畳は漢の時代に起こり隋唐の時代に隆盛した中国式家具、下駄は清朝以前、特に漢・晋・隋・唐の時期に漢民族の間で一般的だった履物であるとそれぞれ説明している。
記事は最後に、「中国はこれほど多くの古いものを持っているのに、現在何が残っているだろか。もしわれわれがちゃんとサクラを育てていたなら、遠路はるばる日本にサクラを見に行く必要などなかった。今漢服を着る人は街におらず、コスプレの素材になっている。われわれ中国人が深く反省すべき問題だ」と結んだ。
忘れてはいけないのは、中国を起源にしていたとしても、長い時間をかけて気候風土に適応していく中で、オリジナルとは異なる発展を遂げてきたということである。日本人は中国の伝統文化を守ってきたのではなく、日本の伝統文化を守ってきたのである。自国の伝統文化は、自分で守るべきものなのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)coward_lion/123RF)
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