中国メディア・今日頭条は12日「中国人としてごめんなさい、それでもやっぱりこの日本人たちは嫌いではいられない」とする記事を掲載した。記事は「中国人として、本能的に日本人に対して大きな敵対心を持っている。
しかし、この何人かの日本人は本当に好きなのだ」としたうえで、反日感情とは裏腹に好きになってしまった日本の有名人を紹介している。
 
 1人目は、歌手の坂井泉水だ。「彼女を好きになったのはその音楽性と人柄によるもので、彼女がこんなに美人だとは知らずにいた。すべて自身で作詞したという曲は4月の日差しのように暖かく、気持ちが沈んでいる時に聞くと知らず知らずのうちに心がスッキリとした」と説明した。
 
 2人目に挙げたのは、遠山正瑛。日本国内では超有名人という訳ではないが、中国では砂漠地帯に長年にわたり多くの樹木を植え、緑化に貢献した日本人として知られている。記事は「彼の名を知る人は多くないかもしれないが、彼の事業は多くの中国人を感動させたのだ」としている。
 
 このほか、3人目には中国にもファンが多いスタジオジブリ作品の生みの親である宮崎駿を、4人目には中国で一躍有名となった日本人俳優の矢野浩二を、そして5人目には中国と縁が深く、流ちょうな東北訛りの中国語を話すことで知られる卓球福原愛の名前を挙げている。福原については「何度も中国の選手にやられる姿に、本当に心が痛んだ」とコメントした。
 
 記事を読んだ中国のネットユーザーからは「芸術に国境はない」との感想が出ていた。芸術に限らずスポーツも、環境保護も然り。国籍がどこであろうと、その個人を好きになるのは個々の自由。
決して謝る必要はないのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C) golubovy /123RF)


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