女子テニスの大坂なおみ(日清食品)選手が、日本勢として初めて4大大会で優勝するという快挙を成し遂げた。中国メディアの新浪はこのほど、日本はスポーツの分野で「歴史に残る偉業を成し遂げ続けている」と伝えつつ、なぜ日本は歴史を作り続けることができるのかと疑問を投げかける記事を掲載した。


 大坂なおみ選手が4大大会シングルスで日本勢として初めて優勝したことは中国でも大きな注目を集めたが、記事は、「日本はバドミントンで桃田賢斗選手が世界選手権で史上初の金メダルを獲得したほか、サッカーの分野でも男女ともに日本代表は世界で良い成績を収めている」と指摘。

 また、卓球でも日本人選手の躍進は凄まじいと指摘し、近年の日本はスポーツの分野で歴史を作り続けていると主張。しかも、日本が強くなっている競技の多くは「もともと中国が強かった競技ばかり」であると主張した。

 さらに記事は、日本がさまざまな種目のスポーツで躍進を遂げた背後には「選手育成に向けた細かい計画」と「計画の着実な実行」があるとし、明確な目標を掲げて着実に前進するために計画を実行してきたことが、日本スポーツ界の躍進につながっていると指摘。また、こうした計画は企業や政府が支援を行っていることを伝えつつ、男子テニスの錦織圭選手こそが選手育成のもっとも良い成功例ではないかと主張した。

 そのほか、日本の夏の風物詩の1つである甲子園を例に、「球児たちが感動を与えてくれるのは、その真剣さと必死のプレー」であると伝え、ここからも日本人の「何事も真剣に取り組む真面目さ」が見て取れると主張。こうした気質が日本のスポーツ界の躍進につながり、歴史の創造へとつながっているのではないかと考察している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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