日本とドイツはいずれも世界を代表する自動車大国だ。しかし、両国が生産する自動車は、明らかにタイプが異なる。
中国メディア・東方網は22日、日本車とドイツ車で性格が異なる点と、その理由について紹介する記事を掲載した。

 記事は「日本車とドイツ車の明らかな性格はどうやって形成されているのか。総じて、両国の地理的環境や交通状況、および自動車工業発展の歴史と大いに関係あるのだ」とした。

 そのうえでまず、ドイツの自動車が持つ特徴について紹介。ドイツは世界で初めて高速道路を建設した国であるとともに、これまで速度制限を設けない伝統を保ち続けてきたとした。この環境がドイツ車を設計するうえで「時速200キロ前後の走行にも耐えられる良好な動力性と操縦性」、「機敏なブレーキ性能」、「安全性を重視した頑丈な車体」という特徴を生んだと説明している。


 一方で日本については、起伏の激しい地形であるうえ、空間的な制約から道路が狭く、高速道路でも最高速度が他国に比べて低く設定されていると紹介。また、資源に乏しく石油、鉄鋼、アルミニウムなど自動車に必要な資源は完全に輸出に頼っていると指摘した。

 そして、このような条件から、日本車を設計するうえで極力無駄を省き、軽量で燃費が良く、必要以上の動力性や高速走行の安定性を追求しないという特徴が見られるようになったと説明。その代表的な存在が、軽自動車と称される排気量が最大660ccのマイクロ型自動車であるとし「これらの車はコンパクトにできていて、燃費もいい一方で、性能や操縦性は平凡なのである」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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