来年の東京五輪に向け、日本の卓球界が中国の牙城を崩すべく強化を続けている。しかし、両国の激しい争いはむしろ東京五輪がスタート地点に過ぎず、すでに次の世代がライバルとしてしのぎを削り始めている。
中国メディア・東方網は18日、初めての日中少年少女卓球大会が浙江省温州市で開幕したと報じた。

 記事は、第1回「日中少年児童卓球チャレンジ大会」が温州五輪体育センターで18日開幕したと紹介。中国側の団長を務める王励勤・中国卓球協会副会長が大会の目的について「両国の児童選手の交流強化、相互学習の促進、各自のレベル向上、そして、中国児童選手育成の質のチェックと人材発掘」にあると説明したことを伝えた。

 そして、今大会ではU7-8、U9-10、U11-12の3クラスに分けてそれぞれ男女の団体、シングルスおよび混合ダブルスの種目が3日間の日程で行われ、双方からそれぞれ18人の選手が派遣されたと説明。日本勢は強化本部の直接派遣と全国大会からの選抜で構成され、張本智和選手の妹である張本美和選手のほか小塩悠菜選手、由本琉惺選手などトップクラスの選手が参加したと紹介している。

 そのうえで、女子の団体戦を観戦した王氏が「どちらの選手もとても粘り強い。日本の選手は経験豊富で、戦術面で優位に立っている。中国の選手は攻撃の質や基本プレーにおいて強みを持っている。こういった国際大会は、双方にとってとても良い鍛錬になるだろう」と語ったことを伝えた。
 
 また、コーチとして帯同した元卓球日本男子代表の松下雄二氏が「今の日本の若い選手はとても潜在力を秘めている。あと3年すれば、もっと高い実力を発揮できるだろう」と語ったことを伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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