ローソン 酒類の売上1割アップ目指す 二極化戦略で品揃え強化
倉光雄志氏
 ローソンは4月17日、酒類の販売戦略発表会を開催した。高付加価値商品と低価格商品の両軸で需要を取り込み、今上期の酒類売上は前年比約1割増を計画する。


 同社の酒類は洋酒・酎ハイ、ビール・発泡酒、日本酒・焼酎、ノンアルコールの4カテゴリーで構成し、約350SKUを展開。このうち洋酒・酎ハイが売上の約6割を占める。

 飲料・加工食品部シニアマーチャンダイザーの倉光雄志氏は、近年の酒類市場について「毎日飲む人が減少する一方、飲む際は多少高くてもおいしい商品を選びたい志向が強まっている」と分析。これを受け、昨年から高付加価値戦略を推進してきた。定番化した「バスカーハイボール」(税込328円)を皮切りに商品開発を強化し、計14品を投入。酒類売上は前年を上回る水準で推移し、洋酒・酎ハイが前年比約1割増と伸長した。

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倉光雄志氏

 なかでも好調だった商品として、ブルックラディ蒸留所との共同商品「ザ・ラディ・ハイボール」(税込600円)や「カバラン ピートウイスキーハイボール」(税込528円)はSNSでも話題を集め売上を伸ばした。

 背景には消費の二極化に加え、アウトドア需要の拡大や「周囲に勧めやすい」「失敗したくない」といった消費者心理も寄与している。ウイスキーは従来の自宅飲用中心から、缶商品の普及で外出先でも手軽に楽しむスタイルが広がっている。フルボトルでは高額となる商品も、缶であれば600円前後で試せる点が支持につながっている。

 こうした動きを踏まえ、4月21日から順次、新商品を投入。高付加価値帯では「嘉之助 シングルモルトハイボール350㎖」(税込660円)、「同シングルモルト200㎖」(税込2970円)、「コンパスボックス オーチャードハウス ハイボール350㎖」(税込618円)を発売する。


 一方で、物価上昇を背景に低価格ニーズも根強い。若年層をメーンターゲットに「サントリー 明日のサワー」「同 無糖レモン」「同アセロラ」「同ダブルグレープフルーツ」(各350㎖税込130円、500㎖同185円)を投入し、定番品として展開する。

 売場では価格帯の異なる商品を同一棚で展開しつつ、高付加価値商品の棚は従来の約1段から2段へ拡大予定。選択肢拡大で来店動機の創出につなげる。

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