『週刊プレイボーイ』でコラム「呂布カルマのフリースタイル人生論」を連載している呂布カルマ
ラッパーとしてはもとより、グラビアディガー、テレビのコメンテーターなど、多岐にわたって異彩を放っている呂布(りょふ)カルマ。『週刊プレイボーイ』の連載コラム「呂布カルマのフリースタイル人生論」では『グラビアアイドルの寿命』について語った。
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★今週のひと言「30歳を超えても活躍するグラドルが増えた理由を考察」
グラビアアイドルの寿命が延びたよね。
こう書くとまるでグラドルが若くして死んでしまうようだけど、ひと昔前は女優やタレントへジョブチェンジをすることで生き残ってきた。小池栄子さんやMEGUMIさんがその代表格だろう。
その頃に比べ、最近は生粋のグラドルのまま30代をサバイブする頼もしいレジェンドたちが増えたということだ。
俺の守備範囲でいえば、篠崎愛、青山ひかる、鈴木ふみ奈、和地つかさらだ。
彼女らもお芝居もすれば歌も歌うし、さまざまな媒体でタレント活動を行なっているのだが、とはいえ軸足はグラドルにあるだろう。
女性を指して年齢のことをあげつらうのがやぼなのは承知だが、新規参入も多く、若ければ若いほど良し的なロリコン大国のこの日本で、特に体を見せるグラドルという仕事において、長年その商品価値をキープどころか磨きをかけていくプロ根性にリスペクトを禁じえないのだ。
正直、俺もグラビアディガーとして、若くハツラツとしたまだ見ぬ肉体を常に求めているし焦がれてもいる。
しかし、レジェンドたちの積み上げた歴史にはどうしてもかなわない。なんせ俺は彼女らの変遷を10~20年の単位で追い続けているのだ。それは俺の歴史でもあり、彼女らが残したレガシーを目にするたび、その時期の自分の生活も脳裏によみがえってくる。
俺はラッパーになり「呂布カルマ」と名乗り始めるより前からグラビアディガーだ。
フリーターのヒマと退屈が極まり、なんとなく始めたラップをまさか40歳を超えてまで続けているとは思っていなかった。というか、二十数年前は40オーバーのラッパーなんて片手で数え切れるぐらいしかいなかったのだから当然だ。
それが現在は、全国各地で生き残っている。俺が特殊というわけではない。テレビをつければ、タレントや芸人はみんな中年から初老、それどころか明確な老人だらけ。
若者はアイドルぐらいか。そのアイドルでさえ年齢的には初老になっても頑張っている。今年活動を終了した嵐は俺と同年代だ。
日本人全体が年を取った。ということは、それと同時に女性のストライクゾーンも上振れしているのだろう。30代なんか、まだまだ本当の意味で若いのだ。
逆にここ数年、俺は10代、特に成人前の女のコのグラビアに対する抵抗感が増してきている。
しかし、そんな彼女らも永遠ではない。どんな終わり方かはわからないがグラドルではなくなるタイミングがやって来る。
まれにXでフォローしていたグラドルがその後幸せな家庭に恵まれ、妻やお母さんとしてのポストを目にするが、それ自体はほほ笑ましいことだが、まぁ興味はない。
とはいえ、彼女らがどのような未来を選んだとしても、俺たちには「今までありがとうございました」以外言う資格はない。数年後、もしかしたら数十年後、奇跡の体をキープしていたとしたら彼女らはそれを見せずにはいられないだろう。俺たちはその頃もっとじじいになっているから、それはそれとして喜ばしく受け入れる。だから忘れない。そのときを待つ。
仮にもう二度とグラビアにお目にかかれなかったとしても、画像フォルダーの中に大量に残った歴史は色あせず俺たちの過去と共にあり続ける。
ありがとうグラドルたち。
撮影/田中智久

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