明治安田生命J1リーグ第18節が24日に行われ、浦和レッズ川崎フロンターレが対戦した。

 リーグ戦6試合負けなしの浦和が、リーグ戦2試合連続勝利中の川崎Fを『埼玉スタジアム2002』に迎えての一戦。


 試合開始早々、浦和が決定機を迎える。2分、スローインからパスを繋ぐと、大久保智明がペナルティエリア内右に侵入。左足で強烈なシュートを放ったものの、相手GKのファインセーブもあり、ゴールとはならなかった。

 対する川崎Fは20分、家長昭博がボールをキープして時間を作ると、ペナルティエリア前でフリーとなった大島僚太へ縦パスを供給。ボールを受けた大島はペナルティエリア内中央にポジションを取っていた脇坂泰斗へラストパス。脇坂は素早く反転してペナルティエリア右の深い位置に侵入してシュート。
ボールはゴール左隅をかすれ、決定機をものにすることはできなかった。その後、前半のうちに得点は生まれることはなく、スコアレスで試合を折り返した。

 均衡が破れたのは後半開始早々の53分、浦和が先制に成功する。GK西川周作が相手DFラインの背後へロングボールを供給すると、GK上福元直人がヘディングでクリア。このボールを拾った関根貴大がハーフェーライン付近からロングシュートを放つと、ボールは無人のゴールに吸い込まれた。

 対する川崎Fは58分、思わぬ形から同点に追いつく。
川崎Fのプレッシングをかいくぐろうとした浦和は自陣深くでビルドアップを行い、岩尾憲がGK西川へバックパス。GK西川がこれをまさかのトラップミス。そのままボールはゴールマウスに転がり込み、痛恨のオウンゴールとなった。
 
 一進一退の攻防が続く中、72分、川崎Fが決定機を迎える。カウンターで途中出場の瀬川祐輔が相手DFラインから完全に抜け出し、GK西川と一対一になったものの、シュートは枠外に。決定機をものにすることはできなかった。

 
 試合終盤、川崎Fはアレクサンダー・ショルツに足裏でタックルにいった途中出場の小塚和季が一発レッドカードを受けて、わずか4分で退場に。その後、両チーム共に勝ち点「3」を目指したがゴールは生まれず、試合はこのまま終了し、勝ち点「1」ずつを分け合った。浦和は3試合連続のドローとなり、川崎Fの連勝は「2」で止まった。

 浦和は28日、ホームで12節延期分の湘南ベルマーレ戦に臨み、次節はアウェイでサガン鳥栖と対戦予定。川崎Fは次節、7月1日にアウェイで名古屋グランパスと対戦する。

【スコア】
浦和レッズ 1-1 川崎フロンターレ

【得点者】
1-0 53分 関根貴大(浦和)
1-1 58分 西川周作(OG/浦和)