平川は10日に行われ、0-2で敗れた明治安田生命J2リーグ第34節藤枝MYFC戦にフル出場していたものの、熊本の発表によると、同試合で負傷していたという。
現在23歳の平川はFC東京の育成組織出身で、トップチーム昇格後、鹿児島ユナイテッドFCと松本山雅FCへの期限付き移籍を挟み、2022年8月に熊本へ完全移籍にて加入した。昨シーズンはシーズン途中の加入ながら、明治安田生命J2リーグ11試合の出場で2ゴールを記録。4位でシーズンを終え、J1参入プレーオフ決定戦まで駒を進めた熊本を支えた。熊本で初のフルシーズンを戦う今季からはキャプテンに就任しており、開幕から第34節まで全試合にフル出場して6ゴールを挙げている。
今シーズン、熊本は明治安田生命J2リーグ第34節終了時点で8勝10分16敗の勝ち点「34」獲得にとどまっており、現在は20位と残留争いに巻き込まれている。現在4連敗中、第21節藤枝戦を最後に13試合未勝利と苦しい状況が続いているが、天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会ではサガン鳥栖、FC東京、ヴィッセル神戸らを破ってベスト4まで駒を進めている。10月8日に控えた準決勝の柏レイソル戦までにはピッチに戻ってくることができるかもしれないが、明治安田生命J2リーグ数試合の不在は決定的だ。絶対的主軸のキャプテン不在は大きな痛手となるだろう。