マンチェスター・ユナイテッドは24日、第29節延期分でシェフィールド・ユナイテッドとの撃ち合いを4-2で制しており、プレミアリーグでの未勝利試合数は「4」で止まった。
バーンリーはここまで5勝8分21敗の成績で勝ち点「23」の積み上げにとどまり、降格圏の19位に沈んでいる。残留圏内の17位ノッティンガム・フォレストとは勝ち点「3」差。この試合も含めた残り4試合では可能な限り多くの勝ち点を掴みたい。
マンチェスター・ユナイテッドはブルーノ・フェルナンデス、コビー・メイヌー、ラスムス・ホイルンドらがスターティングメンバー入り。
試合は立ち上がりからマンチェスター・ユナイテッドが敵陣へ押し込む時間が続き、アントニー、クリスティアン・エリクセン、アレハンドロ・ガルナチョらが際どいシーンを作る。19分にはボックス左深い位置へ入ったエリクセンの折り返しから、ホイルンドがボールを落とし、最後は走り込んできたB・フェルナンデスが左足を振り抜く。シュートは左ポストに嫌われた。
バーンリーとしては敵地で難しい試合展開を強いられたが、序盤の時間帯を無失点で凌ぎ切ると、時間の経過とともに徐々にチャンスの数を増やす。27分にはボックス手前左寄りの位置からオドベールが放ったミドルシュートが枠を捉えるも、ここはGKアンドレ・オナナに弾き出される。
前半の終盤は完全にバーンリーのペースで試合が進んだものの、GKオナナの好セーブもあって得点は生まれず、スコアレスで後半へ折り返す。後半に入るとマンチェスター・ユナイテッドは、ガルナチョとアントニーという両ウイングがよりゴールへの圧力を強め、自らシュートへ持ち込むシーンを増やしたが、ゴールネットを揺らすことはできずに終盤へ突入していく。
拮抗した試合は意外な形で動いた。79分、バーンリーは自陣でのビルドアップのシーンでミスが発生。
このままマンチェスター・ユナイテッドが逃げ切るかに思われたが、残留が懸かったバーンリーも粘りを見せる。87分、ボックス手前右寄りの位置からヨーハン・ベルク・グズムンドソンが左足でクロスボールを放り込むと、アーロン・ワン・ビサカのクリアボールが真上に上がり、カゼミーロが頭でGKへ下げようとする。しかし、このボールが短くなると、遅れて飛び出したGKオナナがゼキ・アムドゥニを倒してしまう。
試合終盤に同点弾を喰らったマンチェスター・ユナイテッドは、ここからスコット・マクトミネイ、アントニー、カゼミーロらがゴールに迫ったものの、勝ち越しゴールを挙げることはできずにタイムアップ。マンチェスター・ユナイテッドは公式戦5試合無敗となった一方で、勝ち点「3」を積み上げることはできず。一方、バーンリーは連勝こそ飾れなかったが、敵地から貴重な勝ち点「1」を持ち帰ることに成功した。
次節、マンチェスター・ユナイテッドは5月6日、敵地でクリスタル・パレスと対戦する。
【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 1-1 バーンリー
【得点者】
1-0 79分 アントニー(マンチェスター・ユナイテッド)
1-1 87分 ゼキ・アムドゥニ(PK/バーンリー)
【ハイライト動画】マンUは終盤にアントニーの“復活弾”で先制も…