リーグ戦直近5試合で1勝と苦しむ15位アルビレックス新潟。
試合は新潟が主導権を握る。25分には左サイドでボールを受けたMF谷口海斗のクロスがゴールに向かうと、相手GKはこれを弾くので手一杯。こぼれ球にいち早く反応したMF小見洋太が中央へと折り返したものの、相手選手にクリアされた。
対する福岡は35分、ピッチ中央やや右寄りの位置でFW鶴野怜樹がフリーキックを獲得。キッカーを務めたMF前寛之の右足から放たれたボールは、ファー側のゴールポストとバーの境目付近に当たってゴールネットを揺らす。このスーペルゴラッソで、福岡が先制に成功した。
0-1で折り返した福岡は後半、試合巧者ぶりを見せた。相手にボールを保持させつつも、カウンターで追加点を狙うと、62分に左サイドでボールを受けたMF岩崎悠人がカットインから右足コントロールシュート、69分には前が相手選手をいなしてからのシュートを放つも、どちらも枠に嫌われる。さらに、MF紺野和也は“個”で違いを生むなど、ペースを握りながら時計の針を進めていく。
迎えた85分、福岡が仕留め切った。フリーキックの流れからこぼれ球を拾った紺野がインスイングのボールをゴール前に供給。これがそのままゴールに吸い込まれていき、勝ち点3を引き寄せる追加点に。終了間際に1点を許したものの、2-1で勝利した福岡がリーグ戦での連敗を『2』で止めた。対する新潟は連敗となっている。
次節、福岡は柏レイソルと、新潟はFC町田ゼルビアと対戦する。
【スコア】
アルビレックス新潟 1-2 アビスパ福岡
【得点者】
0-1 37分 前寛之(福岡)
0-2 85分 紺野和也(福岡)
1-2 90分+2 早川史哉(新潟)