約1年後に控えるFIFAワールドカップ26の開催地・アメリカへ遠征中の日本代表。活動2日目のトレーニング後にFW小川航基(NEC/オランダ)がメディア取材に応じ、メキシコ代表戦とアメリカ代表戦に向けた意気込みを語った。


 ケガの影響などもあり、昨年11月以来の日本代表となった小川。その間に日本はワールドカップ出場を決めており、小川はチームメイトへの感謝を口にしつつ、「正直な気持ちは、やっぱりそこで自分が点を取ってというところは思っていた」とコメント。それでも「改めて日本代表の一員としてプレーできることは、すごくうれしいです」と続け、代表に戻ってこれたことへの喜びを口にした。

 また、7月のE-1選手権に続いてNECのチームメイトでもあるMF佐野航大が日本代表入りを果たしたことには、「嬉しい気持ちはあります。本当に素晴らしいプレーしていたし、値するというか、このチームでもチームメイトとしてプレーできることをうれしく思います」と述べ、勝手知ったる盟友の代表入りを歓迎した。

 開幕戦で2得点を挙げている自身の状態については、オフにしっかり休んだことで「プレシーズンはケガもなく、コンディションも上げてこれた。今、すごく良い状態に戻ってきていると感じるし、自信があります」とコメント。良い状態であることを明かし、「自分の持ち味を発揮できるところまで持ってくれれば、結果を出せる」と力強く語った。

 ここから本大会に向け、対戦相手のレベルも上がってくることが予想されるが、「選手として、チームとしての真価というか、チーム力が試されると思う。そういった中でしっかりと僕が得点を取って、このチームでストライカーは小川だと言われるぐらい、得点の数をどんどん伸ばしていければ」との決意を口にした。

 日本時間7日に予定されているメキシコ戦は、大アウェイの雰囲気になるのではないかとみられているが、日本代表として記録した9得点すべてをアウェイの地で挙げてきたストライカーは「そういう雰囲気であればあるほど、自分は力を発揮できるタイプ」と主張。アメリカでの2連戦を前に「自分に持ってこいな2試合になるんじゃないかなと思います」と自信をうかがわせた。


 メキシコとの一戦は、9月7日(日)日本時間11時キックオフ。NHK総合にて生中継、NHKプラスで同時・見逃し配信、U-NEXTにてリアルタイム配信(有料)・見逃し配信される。
編集部おすすめ