チャンピオンズリーグ(CL)ノックアウトフェーズ準々決勝のセカンドレグが15日に行われ、バイエルン(ドイツ)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦した。

 就任2年目のヴァンサン・コンパニ監督のもと、今シーズンの公式戦でわずか2敗と盤石の戦いを見せるバイエルン。
リーグフェーズを7勝1敗の2位で終えると、ノックアウトフェーズ・ラウンド16ではアタランタを2戦合計10-2で下し、危なげなくベスト8へ駒を進めた。一方、シーズン途中での指揮官交代に踏み切ったレアル・マドリードはリーグフェーズ最終節で9位に転落し、プレーオフへ回ることに。それでも、クラブOBのアルバロ・アルベロア監督のもとでベンフィカとマンチェスター・シティを撃破し、6シーズン連続のベスト8進出となった。

 レアル・マドリードの本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で行われたファーストレグでは、ルイス・ディアスとハリー・ケインがネットを揺らしたバイエルンが守護神マヌエル・ノイアーの活躍もあり2-1で先勝。レアル・マドリードもキリアン・エンバペが追撃の1点を挙げ、セカンドレグへ望みを繋いだ。“ヨーロピアン・クラシコ”と呼ばれる欧州屈指の名門対決を制し、準決勝へ進出するのはどちらのチームになるだろうか。

 キックオフからわずか36秒、ヴィニシウス・ジュニオールがジョシュア・キミッヒのバックパスに反応しプレスをかけると、GKマヌエル・ノイアーがまさかのパスミス。アルダ・ギュレルがやや離れた位置からダイレクトでゴールへ流し込み、レアル・マドリードが2戦合計スコアを振り出しに戻す。しかし、出鼻を挫かれたバイエルンも6分にジョシュア・キミッヒの左CKからアレクサンダル・パヴロヴィッチがヘディングシュートを叩き込み、すぐさま一歩前に出た。

 開始直後にスコアが動いたゲームはその後膠着状態に。バイエルンがボールを握りながらチャンスをうかがい、レアル・マドリードがカウンターを狙う構図となるが、互いに守備の局面においては隙を見せない。そんな中、レアル・マドリードがセットプレーで勝ち越しに成功。
29分、ボックス手前やや右寄りの位置でFKを獲得すると、ギュレルが直接狙ったキックがゴール右上隅に吸い込まれた。

 バイエルンもすぐさま反撃。38分、ルーズボールを拾ったダヨ・ウパメカノがボックス手前までドリブルで運んで前方へ鋭いラストパスをつけると、これを収めたハリー・ケインが冷静にゴール右隅に流し込んだ。しかし、レアル・マドリードは失点から4分後、ルーズボールを拾ったジュード・ベリンガムがダイレクトで敵陣左サイドへ展開し、ヴィニシウスがカットインからゴール前へラストパス。走り込んできたキリアン・エンバペがGKノイアーとの1対1を制し、1点リードで前半を終えた。

 後半も一進一退の攻防が続く中、両GKの好セーブも光る。55分、トレント・アレクサンダー・アーノルドの絶妙なクロスからエンバペがアクロバティックなボレーシュートを放ったが、バイエルンの守護神ノイアーが体全体でブロック。68分にはミカエル・オリーズがカットインから強烈なミドルシュートを放ったが、今度はレアル・マドリードのGKアンドリー・ルニンがゴール左上隅を捉えたボールを見事に弾き出した。

 互いに90分以内で勝負を決めるためには得点が必要となるが、撃ち合いとなった前半とは打って変わり、後半はこう着状態が続く。そんな中で迎えた86分、途中出場のエドゥアルド・カマヴィンガに2枚目のイエローカードが提示され、レアル・マドリードは数的不利に。すると2分後、左からカットインしたL・ディアスがゴール右隅に強烈なミドルシュートを沈めて、バイエルンが2戦合計スコアで1点のリードを奪った。

 さらに90+4分にはカウンターからオリーズが追加点。
試合は4-3で終了し、バイエルンがベスト4へ進出。準決勝ではパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)と対戦する。

【スコア】
バイエルン 4-3(2戦合計:6-4) レアル・マドリード

【得点者】
0-1 1分 アルダ・ギュレル(レアル・マドリード)
1-1 6分 アレクサンダル・パヴロヴィッチ(バイエルン)
1-2 29分 アルダ・ギュレル(レアル・マドリード)
2-2 38分 ハリー・ケイン(バイエルン)
2-3 42分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
3-3 89分 ルイス・ディアス(バイエルン)
4-3 90+4分 ミカエル・オリーズ(バイエルン)


【ハイライト動画】“36秒弾”で幕を開けた名門対決はバイエルンが逆転勝利!

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