スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』は、マジョルカにおけるシーズン終盤戦の“キーマン”として、FW浅野拓磨を挙げている。

 ピチーチ争いで、首位に立つキリアン・エンバペ(レアル・マドリード)に肉薄する勢いでゴールを量産するヴェダト・ムリキの大活躍によって、残留圏内を維持しているマジョルカ。
2月下旬にハゴバ・アラサテ前監督の後を継いだマルティン・デミチェリス新監督の下で、直近5試合で3勝1分1敗と勝ち越している。

 そんななかで、マジョルカにおけるシーズン終盤戦の“キーマン”のひとりが、浅野拓磨のようだ。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』は、「2つの重要な“補強”」と題して、マラシュ・クンブラと浅野を紹介した。ともに、主力としての活躍が期待されながらも度重なるケガで戦線を離れる時期が多かったが、3-0で勝利した12日のラージョ・バジェカーノ戦で復帰。直近で負傷したアントニオ・ライージョとマテオ・ジョゼフに代わって、「重要な戦力」となると指摘している。

 “ベルメリョネス(クラブの愛称)”での2年目となる浅野は、ここまで6試合のスタメンを含む16試合の出場にとどまっている。同紙は、「マテオ・ジョセフとジト・ルヴンボの負傷によって、緊急時の選択肢として浮上している」とした上で、「筋肉系のケガを繰り返していることから、そのコンディションには懸念が残る」と見解。また現時点では、切れ味あるドリブルが売りのジャン・ビルジリの方が序列が上だとしつつも、「マジョルカの攻撃陣において、重要な選手となる資質を何度も示してきたこのアジア人選手自身次第で、今後の役割が決まっていくことになるだろう」と実力さえ発揮できればプレータイムは伸びてくるだろうと見方を示した。

 ラ・リーガ第31節終了時点で、降格圏まで2ポイント差の15位につけているマジョルカ。生き残りをかけた最終盤、“眠れるジャガー”の活躍が、生死を分けることになりそうだ。
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