間もなく開幕するFIFAワールドカップ2026。ドイツ代表にとっては歴代最多に並ぶ5度目の優勝、そして“地位回復”を目指す舞台となる。


 過去4度のワールドカップ優勝を誇り、元イングランド代表FWゲーリー・リネカー氏に「サッカーは単純なゲームだ。22人の男たちが90分間ボールを追いかけ、最後にはいつもドイツが勝つ」と言わしめたドイツ代表だが、近年はその勝負強さが影をひそめている。

 ワールドカップでは直近2大会連続でグループステージ敗退。王者として臨んだ2018年のロシア大会で1勝2敗のグループ最下位に終わると、4年前のカタール大会では初戦で日本代表に金星を献上し、最終的には得失点差で及ばず決勝トーナメント進出を逃した。さらには直近2回のEUROでもラウンド16敗退、準々決勝敗退と不本意な結果が続いており、優勝した2017年のFIFAコンフェデレーションズカップを最後に国際舞台で結果を残せずにいる。

 直近2回のワールドカップに出場し、屈辱を味わったMFレオン・ゴレツカ(バイエルン)は国際サッカー連盟(FIFA)を通じて「挽回したいと思っている。過去の記憶が僕たちを苦しめることはないが、かつてのような高揚感やファンとの一体感は少し薄れているかもしれない。失ったファンからの信頼を取り戻したい。それが僕自身、そしてチームにとっての最大のモチベーションだ」とコメント。ドイツ代表の現状について触れつつ、次のように言葉を続けた。

「失敗から学ぶことは常に重要であり、そうすべきだが、今それを引きずっていても何の得にもならない。ただ前を向き、目の前のチャンスを掴みたいと思っている。
良いチームだという自負があるよ。これまでとは少し状況が異なり、優勝候補筆頭とは考えていない。とはいえ、非常に高い期待が寄せられているし、それは当然のことだ。トップスターが揃っており、全員が万全のコンディションであれば、ワールドカップで大きな成果を上げられると信じている。大会を通してチームとして成長できれば、可能性は無限大だ」

 38歳のユリアン・ナーゲルスマン監督のもと、ドイツ代表はかつてのような勝負強さを取り戻せるか。ゴレツカは「ポテンシャルは十分ある。あとは毎試合それを確実に発揮していくだけだ」と自信を口にしつつ、本大会を勝ち抜く上での鍵について次のように明かしている。

「チームとして成長し、ピッチ上で隣にいる選手が何をしているのか深く理解する必要がある。そして、フィジカルが大きな役割を果たすだろう。間違いなく大きな要素になるだろうし、最高のコンディションで臨まなければならない。そして、どの大会でもそうであるように、運も大きな要素になる。すべてが上手く絡み合えば、勝ち進んでいけるだろう」

 ドイツ代表はグループEに入り、キュラソー代表、コートジボワール代表、エクアドル代表と対戦する。

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