◆JERAセ・リーグ DeNA―広島(9日・横浜)

 広島の末包昇大外野手が、難敵バウアーに痛烈な一発を浴びせた。3回に同点に追い付いた直後の4回1死一塁、フルカウントから甘く入ったスライダーにタイミングを合わせ、低い打球が左翼ポールを直撃。

勝ち越しの5号2ランとなった。

 「ファビ(直前の打者のファビアン)が同点打を打ってくれた。自分もいい流れでいい風に乗ってくれました」

 4月27日の対戦では2打数無安打1四球で、打線も8回2安打で初回に羽月の本盗で1点を奪っただけだった。この日も3回までは完全投球を許していた。森下が松尾のソロで1点を先取されたが、4回は1番・中村奨が先頭安打を放ち、菊池の犠打で1死二塁とし、ファビアンの左前適時打で同点に追い付いていた。

 4月25~27日の同じ敵地戦は3戦2得点で同一カード3連敗。ビジターでのDeNA戦は昨季から7連敗となっていた。チームは4連勝中と勢いに乗る中で、まずはハマスタでの連敗ストップを目指す。

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