◆JERA セ・リーグ ヤクルト5―2巨人(9日・神宮)

 巨人・馬場皐輔投手が敗戦の中で存在感を示した。

 2―2で迎えた7回、2番手の船迫が先頭・オスナに勝ち越しソロを被弾。

その後もピンチは広がり、2死一、三塁と厳しい局面でブルペンの電話が鳴った。

 「あそこは、流れを止めないといけない役割だった。高さだけ気を付けて、しっかり腕を振っていくことが大事だと思って上がりました」

 打席には右の代打・山田哲人。2球でカウント1―1とし、最後は狙いどおり低め141キロのスプリットで中飛に封じた。結果的にチームは敗れたが、1点差のまま食い止めて逆転への望みをつないだ3球。現役ドラフトで阪神から移籍して2年目、29歳の右腕は「本当に結果を残していけるように、悔いのない投球を続けていきたいです」と前を向いた。

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