左肘の靱帯(じんたい)損傷で離脱している巨人の岡本和真内野手(28)が11日、G球場でリハビリを行った。6日の阪神戦(東京D)でそれた送球を捕球した際に打者走者の中野と交錯して左肘を負傷し、全治3か月程度と見込まれている。
スローイング練習後は片手での打撃練習を敢行。右手だけでバットを握り、マシンのスローボールを46球打ち返した。「暇つぶしです」と冗談を交えて振り返ったが、感触を確かめながら己とじっくり向き合った。練習中には右手中指を骨折してリハビリ中のドラフト3位ルーキーの荒巻に打撃の助言を送るなどしながら気丈に振る舞った主砲。「一日でも早く戻れるように頑張ります」と負傷後に語っていた男が復帰段階を着実に進めていく。(宮内 孝太)