「6」と同じように「10」も他球団から移籍してきたスラッガーがズラリと並んでいる。V9の3年目に西鉄から来たのは高倉照幸。
加藤英司は86年に近鉄からトレードで。95年にFAで入団した広沢克は当初「80」をつけていたが、吉岡雄二が近鉄に移籍した97年から「10」に。近年では新外国人ジャスティン・スモークがコロナ禍で6月に途中帰国した後、8月末に日本ハムから無償トレードされた中田翔が背負った。どの選手も、それぞれの球団で十分な実績を残して巨人の門をたたいた。
同じ強打者でも駒田徳広は逆の立場といえるか。「50」で初打席満塁本塁打の華々しいデビューを飾ってから88年に「10」に昇格するが、93年オフにFAで横浜に移籍し、横浜でも「10」をつけた。