パイレーツのポール・スキーンズ投手(22)が13日(日本時間14日)、MLBネットワークの番組内で来年3月に予定されている第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ出場する意欲を示した。

 23年のドラフト全体1位でパイレーツ入りし、昨季デビューして11勝、防御率1・96で新人王に輝いた怪物右腕。

これまでエース格の投手はレギュラーシーズン開幕直前とあって、出場を見送ってきたWBCだったが、スキーンズは「1番大切なのは米国代表としてプレーできること。これ以上の経験はない。これまでのWBCを見ていて、出場できる機会があるなら絶対に『No』とは言えないと思っていた」と説明。高校卒業後は空軍士官学校にも通い、世代別の米国代表に入ったこともあるとあって、国を背負って戦うことに意欲的だ。

 大谷が23年まで所属したエンゼルスの本拠地・エンゼルスタジアム(アナハイム)からも近いカリフォルニア州フラートン出身で、エンゼルスファンだったスキーンズ。大学時代には大谷にあこがれて投打の二刀流に挑戦した時期もあった。23年の第5回WBC決勝で9回2死で迎えた大谷VSトラウトの当時同僚対決を「(メジャー入り前で)エンゼルスファンだったからね。とてもクールな瞬間だった。球界にとって最高の瞬間だった」と振り返り、大谷とメジャーの舞台で対戦したことについては「ちょっと不思議な感じだった」と感慨深そうだった。

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