中日のドラフト1位・金丸夢斗投手(22)が、16日の巨人戦(東京D)に先発する。中10日で迎える自身2度目の登板で、プロ初勝利を狙う。

15日はバンテリンDで行われた投手練習で最終調整。「東京Dも、ナイター(登板)も初めて。全力で抑えにいきます」と力を込めた。

 巨人との3連戦初戦に抜てきした井上監督は「巨人戦は注目される。全国区になれる巨人戦で勝てば、夢斗もいつも以上に自信になる」と意図を説明。本人は「(相手は)あまり意識していない」と冷静だが、相手の映像を確認し、平常心で臨む。

 デビュー戦となった5日のDeNA戦(バンテリンD)では、6回5安打2失点も初黒星。ドーム特有の暗さもあり、サインミスを連発したが、8日からコンタクトを使い始め、視界は良好だ。初日は装着に15分を要したが、「今日は3秒」とドヤ顔。「見えすぎて、(表情とかで)考えていることも分かるので、抑えられそう」と冗談を交えながらも手応えを口にした。最高の舞台を用意されたルーキー左腕が、G斬りで一流への一歩を踏み出す。(森下 知玲)

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