◆イースタン・リーグ 楽天2―1巨人(20日・森林どり泉)

 巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手が、公式戦初出場を果たした。

 左手有鉤(ゆうこう)骨骨折のリハビリを経て、この日から2軍に合流。

1点を追う9回先頭で代打起用され、公式戦初打席に臨むとNPB通算166勝のベテラン右腕・岸に対した。「追い込まれるまで甘いところは1球もなかった」と追い込まれたが、カウント2―2から低めのチェンジアップを見逃してフルカウントに持ち込み、最後は直球に少し詰まって左飛に打ち取られた。

 左手を骨折した3月9日以来の実戦だったが、打席内での冷静なアプローチでドラ1の片りんをのぞかせた。待ち望んでいた復帰戦を終えたルーキーは、「初めて公式戦に出られたことは一つの収穫。実績のある岸さんから打ちたかったですが、いろいろな球種を見せてもらいましたし、とてもいい1打席になったかなと思う。最後はちょっと中に入ってきましたけど、追い込まれていた分、差し込まれてしまった。失投が来たときに逃さないように練習していけたら」と振り返った。

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