◆米大リーグ ドジャース―ダイヤモンドバックス(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦前にキャッチボールを行い、スライダーを解禁した。キャッチボールの最後に約6分間、捕手役が立った状態で、投本間ほどの距離でカーブを9球、スライダーを8球の計17球を投げた。

 17日(同18日)の本拠地・エンゼルス戦前にブルペンで23年9月の右肘手術後最多となる50球を投げているが、肘への負担を考慮しこれまで、3月以降はキャッチボールでもスライダーの投球を回避してきていた。

 2月のキャンプ中にはキャッチボールで投げていたが、その後は約3か月間封印していたスライダー。早ければ24日(同25日)の敵地・メッツ戦前にも、術後初めて打者相手に投げる可能性が高まった。ここに来て投手復帰へのペースが少しずつ上がってきている。

 大谷はこの日も「1番・指名打者」でスタメンに名を連ねた。MLB全体で単独トップの17本塁打を放っているが、2戦連発の18号に期待がかかる。先発のマウンドには6勝目を狙って山本由伸投手(26)が上がる。

編集部おすすめ