◆米大リーグ　ドジャース―ダイヤモンドバックス（２０日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が２０日（日本時間２１日午前１１時１０分開始予定）、本拠地・ダイヤモンドバックス戦のスタメンに「１番・指名打者」で名を連ねた。ＭＬＢ全体で単独トップの１７本塁打を放っているが、２戦連発の１７号に期待がかかる。

先発のマウンドには６勝目を狙って山本由伸投手（２６）が上がる。

　前日１９日（同２０日）の本拠地・ダイヤモンドバックス戦で大谷は、６点を追う６回１死走者なしの３打席目に、３試合ぶりの本塁打となる１７号ソロ。シュワバー（フィリーズ）と１６本で並ばれていたが、再びＭＬＢ全体の単独トップに立った。５月では自己最多の月間１０発。直近６戦５発と調子を上げている。一方でチームは今季ワースト４連敗中。なんとかチームを上昇気流に乗せたいところだ。

　ダイヤモンドバックスの先発はライン・ネルソン投手（２７）。今季は１０登板で１勝１敗、防御率５・１３の右腕で、メジャー３年目だった昨季自己最多１０勝を挙げてブレイクした。大谷はこれまで本塁打はなく、８打数１安打の打率１割２分５厘。１０日（同１１日）に対戦した際には、右直に倒れた。

　連敗ストップへ、ドジャースの先発のマウンドに立つのは、山本だ。

９登板で５勝３敗、防御率２・１２の成績をマークしている。だが、８日（同９日）に敵地でダイヤモンドバックスと対戦した際には、マルテに満塁弾を浴びるなど５回６安打５失点で敗戦投手になった。前回登板の１４日（同１５日）の本拠地・アスレチックス戦は５勝目こそつかんだが、６回３失点で「ボール先行して少し、真ん中に寄ったボールを打たれたり、反省することがたくさんありました」と満足はなし。投手陣は故障者が続出しているが、エースとして６勝目を狙うマウンドだ。

　大谷は、前日終了時点で真美子夫人の長女出産に伴う「父親リスト」に入って欠場した２試合をのぞく４６試合に出場。１７本塁打（リーグ１位）、３１打点（同１４位）、５８安打（同２位）、打率３割１分２厘（同５位）、ＯＰＳ１・０７８（同２位）をマークしている。５月はすでに月間１０本塁打。チームは４連敗中ながら２９勝１９敗で、地区２位のパドレスに０・５ゲーム差で首位を走っている。

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