◆米大リーグ マーリンズ1―14カブス(20日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)
カブスの鈴木誠也外野手(30)が20日(日本時間21日)、敵地のマーリンズ戦に「2番・右翼」でスタメン出場し、5試合ぶりの12号本塁打を放つなど4打点を挙げ、試合終了時点でナ・リーグの打点単独トップに浮上した。試合は14-1で大勝した。
14日の本拠でのマーリンズ戦以来の一発は、カブス打線が爆発した同点の6回に生まれた。先頭の鈴木が四球で出塁し、3連続安打で勝ち越しのホームを踏んだ。さらに5者連続安打となるなど6点を挙げ、なお2死二塁でこの回2度目の打席に入ると、カウント1-0から2球目、高めへの直球を強振し、バックスクリーン右に放り込んだ。打球速度104・9マイル(約168・8キロ)の強烈な当たりで、飛距離405フィート(約123・4メートル)、打球角度30度だった。
11―1の9回にマーリンズが野手のサノヤを敗戦処理に投入。鈴木は2死満塁での第6打席でこの日3安打目となる2点適時二塁打を放ち、この日4打点を挙げた。
鈴木は前日まで39打点でリーグ2位。トップのフローレス(ジャイアンツ)を3差で追っていたが、4打点を荒稼ぎして暫定トップに浮上した。