◆米大リーグ ドジャース5―9ダイヤモンドバックス(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、17号ソロを放ったが4打数1安打1打点に終わり、今季初の4連敗となった。
大谷との対戦へ特別な思いを持つ投手がいた。
「彼とはもう何度か対戦しているけど、球界、いや世界でも最高の打者だから毎回がバトルだ。今日はプラン通りに打ち取ることができた。気分はよかったね。抑えることが出来て本当によかった。そう簡単にアウトにならないからね」
マウンドでもちらりと見える日本語の文字。アンダーシャツには日本語で「マクガフ」と書かれている。右腕の日本愛は今でも胸に刻まれている。
「日本にいたときに使い始めたんだよ。
古巣のヤクルトの動向は今でも気になる。今でも当時のチームメートとは連絡を取り合っている。
「できる限り見ているよ。スワローズのスカウトなどが、『この選手がすごく調子が良い』とメッセージをくれたりする。だから、そういう情報には常にアンテナを張っているんだ。(ヤクルト時代の)チームの皆とも常に話しているし、メッセージも送りあっているよ。ここアメリカのMLBにいる多くの選手たちとは日本でも対戦していたので、山本や鈴木、今永たちもいい友達だし、いつも冗談を言い合っているよ」
実は昨オフ、日本に久々に旅立って、かつての仲間とも再会した。
「日本は今でも大好きなんだよ。
今季はまだ3登板だが防御率は0・00。ヤクルト退団後も23年は63試合、24年は26試合に登板し、メジャーのマウンドに上がり続けている。メジャー通算98登板。35歳とベテランの域に入っているが必死に腕を振っている。
「ここにいられて本当にうれしいし、チームをどんな形であれ助けて、勝利に貢献したいと思っている」
NPBからメジャーの舞台に渡るのは日本人選手だけではない。元巨人のマイコラス(カージナルス)、ガルシア(レンジャーズ)、元阪神のスアレス(パドレス)、元ソフトバンクのレイ(カブス)らはMLBに戻ってからも活躍をしている。彼らにも注目だ。