◆春季高校野球関東大会▽準々決勝 健大高崎3―1習志野(20日・ノーブルホームスタジアム水戸)

 健大高崎(群馬1位)の期待の1年生・石垣聡志投手が公式戦デビュー。先発としてマウンドに上がり、3回3安打1失点(自責0)と、まずまずの投球を見せた。

 青柳博文監督が「将来的に世代のトップクラスになれる投手。体をつくっていけば、150キロを投げられるようになる」と期待を寄せる最速140キロ右腕は、臆することなく習志野(千葉2位)の好打者に挑んだ。「しっかりストライクゾーンで勝負できました」。打者13人に対し、四死球はゼロ。2回に味方のエラーが絡んで1点を許したが、指揮官は「予定通り、(相手打線の)2巡目までいってくれた。よかったと思う」と合格点を与えた。

 沖縄・石垣島からやって来た石垣聡志の憧れは、最速158キロを誇る石垣元気投手(3年)だ。9回に4番手として登板し無失点で締めたエースは、石垣聡志について「1年生にしては、いい球を投げる。あまり不安はなかったです」と話した。

 これから期待されるのは“2人の石垣”のリレー登板。石垣聡志は「先輩と一緒に試合を作っていけるのなら、やってみたいです」と目を輝かせた。

編集部おすすめ