◆JERAセ・リーグ DeNA10―2中日(20日・横浜スタジアム)

 中日は、投手陣が4回までに9失点と崩壊。今季ワーストの10失点で大敗し、連勝を逃した。

 先発・大野は、初回に2番・牧の左翼への7号ソロで先制点を許した。2回は先頭を四球で出塁させると、宮崎の左前打で無死一、二塁。山本の左前適時打でさらに1点を失った。リズムに乗れず、この日2つめの四球で、1死満塁とピンチを広げると、続く桑原の投手への内野安打で、さらに2点を奪われた。勢いづいたDeNA打線を止められず、1死一、三塁で降板した。

 2番手で継投した根尾は、2回2/3をオースティンと宮崎の2発を含む5安打5失点。試合前時点では3試合(3イニング)で防御率0・00と好投していた右腕だったが、今季初失点を喫した。

 打線は、相手打線より2本少ない10安打を放ちながらも2得点と、またも好機での一打を欠いた。借金は、今季ワーストタイの4となった。

 井上監督の一問一答は以下の通り

―大野の投球

「いい球が全然いっていないし、フォアボールを絡めての失点とか。早い回だったけど、あそこで代えていなかったら、もっとボコボコに打たれると思った」

―2番手の根尾は

「長い間、投げられていなかった昂の投げたいオーラを感じていた。期待を込めて出した」

―根尾の次回登板は

「コーチミーティングをしたけど、もうちょっと帰ってから話をしようかというところ。

ベンチに入れるか、抹消しようかっていうのは、まだ決めてない」

―浜が初安打と初打点

「霧の中に一輪だけ花が咲いたような。あいつにとってはメモリアルヒット。スタート切れてよかったけど、それ(初安打)だけじゃないでしょ、あんたの目標はっていうところです」

編集部おすすめ