◆パ・リーグ オリックス―ロッテ(21日・京セラD大阪)
ロッテ・藤原恭大外野手が、1点を追う6回1死の第3打席にエース左腕・宮城から右翼へ今季1号となる同点ソロを放った。藤原は「打ったのはスライダーです。
カウント1―1から甘く入ったスライダーを捉えた。乾いた音が響き、球場からどよめきが起こると、ライナー性の打球が一直線に右翼スタンドに飛び込んだ。
この日は先発の西野が、テンポのいい投球でスコアボードに「0」を並べたが、5回には1死から6番・杉本に左安、7番・野口に四球で1死一、二塁のピンチ。8番・若月を二飛で打ち取り、9番・大里に四球を与えて2死満塁とすると、1番・広岡に先制左前適時打を許していた。
チームは試合前時点で、5月はいまだに連勝がなく、月別成績は3勝11敗。借金は「10」で、チーム打率は12球団ワーストの打率2割3厘と苦しい状況が続いていた。