◆JERA セ・リーグ 阪神2ー3巨人=延長11回=(22日・甲子園)

 巨人が阪神に勝利し、阿部慎之助監督は指揮官100勝となった。先発・山崎伊織投手は2回に大山悠輔内野手に逆転2ランを打たれたが6回2安打2失点(自責1)と好投。

打線は7回に代打・ヘルナンデス外野手の2号ソロで同点に追い付き、8回無死満塁のピンチで登板した4番手・田中瑛斗投手が無失点で切り抜けると、延長11回に門脇誠内野手の適時三塁打で勝ち越しに成功し逃げ切った。これで「貯金2」となった。今季の阪神戦は開幕4カード目で初の勝ち越しとなった。

【巨人・阿部慎之助監督の試合後のコメント】

―延長11回、4時間超えの長い激闘を制した

「いや本当に、長かったですね」

―序盤はいろいろな作戦も駆使しながらなかなか得点できなかった

「いろんな作戦をやって点を取れないので、どうしたらいいのかなってずっと考えていました」

―最後は門脇が決勝三塁打

「チームを救ってくれた一打になったと思います」

―投手では同点の8回無死満塁で登板の田中瑛斗が好救援

「もう素晴らしいの一言で。ピッチャー陣がこの3連戦ね、我慢して我慢して、我慢してる間に点を取れなくてね。野手陣がもっと奮起しなきゃとたぶん思っているので。みんなね、ケガを恐れずヘッドスライディングしたり、気持ち見せたりできているので。そこに関してはチーム一丸になれたかなと思います」

―阪神にカード勝ち越し

「今日のようなね、熱い試合を毎試合できるように精いっぱい後押ししていきたいと思います」

―田中瑛の登板時にマウンドではどんな声を

「守備位置の確認かな。野手には、ちょっと極端な守備位置とったんだけど、ここ抜けられたらしょうがないなっていう守備位置をとらせて」

―シュートの威力

「相手からしたら脅威だと思うし、ああいう素晴らしいボールがあるのであそこで出しているわけなので。よく踏ん張ってくれたと思います」

―満塁で右打者へのシュートは押し出し死球の危険もある中で

「精神的な強さを買ってああいうポジション任せているので」

―延長11回にサヨナラの走者を申告敬遠で出した判断

「ライデル(マルティネス)本人にどっちと勝負したいかって聞いて。もうクローザーが言ってるので勝つか負けるかの勝負なので。クローザーに決めてもらいました。

僕はどっちでも良かったですし、本人が勝負したい方でさせた方がいいかなと」

―監督通算100勝

「俺が100勝したわけじゃないからね。選手が頑張ったりサポートしてくれるチームの人たちがいてそういう数字が出ただけだと思うので」

―価値ある1勝

「本当に大きい1勝だったし、この甲子園で勝ち越したっていうのも、すごく今後にいい影響が出る3連戦だったんじゃないかなと思います」

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