◆ウエスタン・リーグ 阪神6―6オリックス=延長10回タイブレーク=(22日・SGL)

 阪神2軍はオリックスと引き分けた。先発の高卒1年目のドラフト2位・今朝丸は2軍戦で“プロ初先発”し3回3安打無失点。

最速は145キロでプロ入り後最長の3イニングを投じた。この日出場選手登録を抹消された前川は7回に代打で左前打。23年以来の2軍戦で即、結果を残した。平田勝男2軍監督は、今朝丸を絶賛するとともに、前川の復活に期待した。

 以下は平田2軍監督の一問一答

―先発の今朝丸投手がいい投球

「ああ、今朝丸のこと忘れてたわ。もう疲れて。やっぱり彼ね、何回も言うけど、報徳(学園)時代から場慣れしてるよ。昨日、一昨日もブルペンよかったけど、栄枝と初めてコンビ組んで、緩急もつけながら。左バッター、詰まってるもんね。やっぱりちょっと真っスラしてるんやろね。ずっとキャンプからそういう、ちょっと真っすぐも動くんよ、彼のボールね。だから、左バッターにもすごく詰まらせた打球が多かったよな」

―ランナー出してもゼロで

「そうだよ。

落ち着いてるよ。もう慌てないやん。他のフォアボールばっかり出すピッチャー、見習ってほしいよ。誰とは言わんけど。そうでしょ。高校生でこんな落ち着いてさ、投げてるんだから。そういったところでは、さすが」

―3イニングは予定通りか

「そうよ」

―今後はイニングも増やして

「それはどうなるのか。育成プランがあるんで。体づくりも含めて、球数とかイニングというのは、ちゃんとフロントと、トレーナーも含めてのあれの育成方針も、体づくりも。どうなるかっちゅうのは、これからですね。イニングとか球数はね」

―前川選手が合流してヒット

「ヒット打ったね。今日はスタメンはちょっと様子見てと思いながら、バッティング練習もそこまで悪い感じではなかったけど。

やっぱり1軍じゃ結果欲しいし、ね。そういうところで結果が出なくてというところを、みんなそうなるんよ。高寺もそう。おんなじ話をしたけれど。そんなネガティブになってるわけじゃなく、これでもう1回ステップアップして、1軍にすぐ呼んでもらえるようにやるしかないんだから。そういう話を右京もしてたし。そういうところでああいうヒットになんねん。そういうところは、高寺も、前川にしても、今日の富田にしても、またしっかりファームで結果を残して、力を付けて上に行くというね、そういう姿勢は感じるよ」

―去年は1年1軍で完走したが

「だから、昨日も言ったでしょ。人生順風満帆じゃいかない」

―前川選手はここからは打席に立って

「もちろん、もちろん。色んなチェック。彼もいい時のフォームというか、そういうのもチェックしながら。今ちょっとそういうのにはね、いいタイミング。

彼にとっては、あの時5月落ちたのが今年のオフになって良かったと言えるように。前向きに」

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