◆JERA セ・リーグ 阪神2ー3巨人=延長11回=(22日・甲子園)

 巨人の田中瑛斗投手が同点の8回、無死満塁のピンチで登板して、無失点に抑える好救援を見せた。

 同点で迎えた8回から登板していた石川に代わって、無死満塁でマウンドに上がった。

森下を6球連続内角へのシュートで三ゴロ、併殺ホームゲッツー。最後は大山を3球、シュートで追い込み、最後は外角のスイーパーで空振り三振。見事な火消しを終え、ガッツポーズでほえた。

 無死満塁で、チームはここまで打ち込まれている森下との対戦となったが「セ・リーグでトップのバッターなので僕もベストの球を投げ続けるしかない。遊び球なしで厳しく厳しく、甘くいったらしっかり打たれるので。それだけないようにと、そこだけ意識してましたね」と振り返り、「点を取られたくなかった。勝ちたいって思いだけです。全員がそう思っていたと思うので、もう1点もダメと思って…。最高の結果でした」と笑顔をこぼした。

 この日も得意球であるシュートで内角をえぐりまくった。「得意な球ではあったので、任された場面ではしっかり投げ続けようというのはあったんですけど、ここまでバッターも警戒してくれるとは思わなかったですし、そういうところはやっぱり監督の助言が僕の生きる道を広げてくれたかな、というところはありますね」とこの日が監督として通算100勝目となった阿部監督にも感謝の思いを口にした。

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