◆JERA セ・リーグ 阪神2ー3巨人=延長11回=(22日・甲子園)

 巨人のR・マルティネス投手が1点リードの11回に7番手で登板し1回無失点に抑え、開幕から20試合連続無失点とリーグトップに並ぶ16セーブ目をマークした。

 延長11回に門脇の右越え三塁打で1点をもぎとった直後。

先頭の佐藤輝に右前安打と二盗を許した後、2つのアウトを奪って2死二塁となったところで杉内投手チーフコーチがマウンドへ。代打・渡辺と勝負するか判断を委ねられ、サヨナラの走者となるリスクを覚悟で申告敬遠を選択した。「そう決めたということです。次の打者で勝負しようと」。2死一、二塁となり、その後代打・豊田の内野安打で満塁となったが、最後は代打・梅野を二ゴロに仕留めて貴重な1点を守り切った。「アウトを取るのに苦労したけど、粘り強く投げようという思いで投げていた。うれしかったです」と勝利を喜んだ。

 試合後はバッテリーを組む甲斐とマウンド付近で抱き合った。「彼とは意思疎通ができている。配球もすごく投げやすい。いい関係です」。絶対的守護神がどんなときもチームのリードを守り抜く。

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