◆JERA セ・リーグ 中日―巨人(31日・バンテリンドーム)

 巨人のF・グリフィン投手が先発登板し5回まで5安打1失点と粘投している。

 初回は2死から岡林に右越えの二塁打を打たれ、続くカリステに三塁への内野安打を許してピンチを招くも、なお2死一、三塁でブライトを三ゴロに仕留めて無失点。

2回は1死から村松に中越えの三塁打を許して再びピンチを招くと、続く加藤匠が犠打を決めて三走の村松がホームに帰還して先制を許した。その後は味方の失策で加藤匠は出塁。高橋宏も犠打を決めて2死二塁と得点圏に走者を進めたが上林を中飛に抑えて最少失点で踏みとどまった。

 しかし、左腕は試合前まで26回を投げて防御率0・69と安定感抜群。16イニング連続無失点だったがこの回で止まった。

 3回は3者凡退。4回の攻撃で2点の援護を受けると、4回裏には先頭のカリステに右中間へ二塁打を打たれたが、後続を断って得点を許さなかった。5回は1死から上林に右翼線沿いへ二塁打を許すも、続く山本と岡林を空振り三振に斬って得点を許さなかった。

 内海投手コーチは「先制はされたけど、状態は良さそう。追い込んでからの決め球を、高低なのか、左右なのかを、もう少し意識して投げて欲しい。尻上がりに良くなっている印象なので何とか粘り強くチームに勝ちをつけるピッチングを期待しています」とコメントした。

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