子供たちの健やかな心身の育成と社会貢献を目的にした「セーレン ドリームベースボールin福井」が31日、セーレン・ドリームスタジアム(福井県営球場)で行われた。2010年にスタートし、今回57回目を迎えた野球教室も同地では初開催。
講師を務めたのは、原辰徳さん、高橋由伸さんの前、元巨人監督に加え、元ヤクルト・荒木大輔さん、元巨人・斎藤雅樹さん、元大洋(現DeNA)・久保文雄さん、元巨人・村田真一さん、元ヤクルト・笘篠賢治さん、元阪神・藪恵壹さんの8人。正しいボールの投げ方から、守備、打撃、走塁の基本を丁寧に指導した。
内野守備担当の笘篠さんは、ゴロをうまく捕るコツを伝授。高橋さんは、打撃の時間にロングティーで“お手本”のスイングを披露した。今回初参加の藪さんは「軸足で立った時の体のバランス」と「体重移動」、「リリース」の3点をポイントに挙げ、キャッチボールをする投手陣に細かくアドバイスを与えていた。
選手を代表し、修了証を受け取った日之出レッドウィングス・清水丞優くん(6年)は「プロ野球OBのみなさんのご指導はすごく分かりやすかったです。習ったことを練習に生かして頑張りたいと思います」とお礼。原さんは「プレッシャーがかかる時でも萎縮することなく、『よし頑張ろう、挑戦しよう』という気持ちで野球にも勉強にも取り組んでください」とエールを贈った。
使用しなくなった用具を回収し、JICA(国際協力機構)を通じて用具不足の国や地域に贈る活動も実施。この日は352点が集まった。
主催 報知新聞社
後援 外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、福井県、福井市
特別協賛 セーレン
協力 福井県軟式野球連盟、横浜アーチスト
企画運営 スポーツオフィス