◆JERAセ・リーグ 広島0―2阪神(31日・マツダスタジアム)
広島は“ほこたて対決”で今季6度目の完封負けを喫した。本拠マツダで3戦連続完封中だった先発・床田が8回1失点と好投しながら、打線がマツダ無敗の阪神・大竹が降板する8回途中まで1点も奪えず、マツダ通算9戦で8勝目を献上した。
大竹の緩急に完璧に翻弄(ほんろう)された。3回2死から中村奨が右中間三塁打でチャンスメイク。菊池が四球でつないだが、ファビアンは力ない一邪飛に倒れた。1点を追う8回は代打・堂林が左翼線二塁打を浴びせ、1死二塁の好機をつくった。だが、2番手・湯浅に対し、代打・野間の三ゴロの際に代走の二走・羽月が三遊間で走塁死となり、チャンスを生かせなかった。
床田は、5回1死まで無安打投球。ヘルナンデスに初安打を許し、2死一塁から木浪に左中間にはじき返された。中堅・中村奨が打球判断を誤るような守備もあり、適時二塁打に。これが決勝点となった。マツダでの連続無失点は37イニングでストップ。8回まで最少失点で踏ん張りながら、4敗目(5勝)を喫した。
チームは今季2度目の3連敗で阪神戦は4連敗。