【巨人】一時逆転も接戦落とし２連勝でストップ…キャベッジの逆転打も報われず、先発・グリフィンは４連勝逃す
８回２死一、二塁、板山祐太郎（奥）に右越え２点適時三塁打を浴びるケラー（カメラ・山崎　賢人） 画像（1枚）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　中日―巨人（３１日・バンテリンドーム）

　巨人は接戦を落として敗戦し連勝は２でストップ。先発したグリフィンは７回７安打２失点で４連勝はかなわず、打線も１点ビハインドの４回にキャベッジが逆転打を放ったが、以降は好機を生かせずに追加点を奪うことができなかった。

　初回は３者凡退。２回は先頭のキャベッジが左前打で出塁し、２つの冒頭で三塁まで進んだが後続が倒れて無得点と流れを寄せられなかった。１点ビハインドの３回も先頭の岸田が中前打を放つも得点にはつながらなかった。

　しかし、４回先頭の吉川が右中間へ三塁打を放つと続く泉口が一塁への内野安打で出塁。なお無死一、三塁とすると、キャベッジがあわや本塁打の中堅フェンス直撃の２点適時二塁打を放って逆転に成功した。

　５回も内野安打と四球で得点圏に走者を背負ったが無得点。６回も２死から門脇が左前打を放つもホームに返ることはできなかった。７回も３者凡退に倒れた。

　８回は１死から泉口が左前打で出塁すると、続くキャベッジも申告敬遠で出塁。なお２死一、二塁で門脇が打席に立つと、相手２番手の清水の投じた９球目。１４０キロの変化球を捉えて左前に運んだ。二走の泉口が全力疾走し、スライディングでホームインするもアウトと判定が下された。

阿部監督はリクエストを要求するも判定は覆らず、勝ち越しとはならなかった。

　９回も１死から岸田が中前打を放つ猛打賞の活躍で食らいついたが、後続が倒れて試合をひっくり返すことはできなかった。

　投げては、先発したＦ・グリフィン投手は初回は２死から岡林に右越えの二塁打を打たれ、続くカリステに三塁への内野安打を許してピンチを招くも、なお２死一、三塁でブライトを三ゴロに仕留めて無失点。２回は１死から村松に中越えの三塁打を許して再びピンチを招くと、続く加藤匠が犠打を決めて三走の村松がホームに帰還して先制を許した。その後は味方の失策で加藤匠は出塁。高橋宏も犠打を決めて２死二塁と得点圏に走者を進めたが上林を中飛に抑えて最少失点で踏みとどまった。

　しかし、左腕は試合前まで２６回を投げて防御率０・６９と安定感抜群。１６イニング連続無失点だったがこの回で止まった。

　３回は３者凡退。４回の攻撃で２点の援護を受けると、４回裏には先頭のカリステに右中間へ二塁打を打たれたが、後続を断って得点を許さなかった。５回は１死から上林に右翼線沿いへ二塁打を許すも、続く山本と岡林を空振り三振に斬って得点を許さなかった。

　６回は打者を３人で料理。

７回は先頭の村松に右前打を献上。続く加藤匠に犠打を決められ１死二塁のピンチを招くと、代打で出場した高橋周に右越えの適時二塁打を浴びて同点を許した。なお１死二塁、上林を申告敬遠で出塁させ、山本に二ゴロで２死一、三塁としたが岡林を空振り三振に斬って最少失点で抑えて、７回７安打２失点で降板。４連勝とはならなかった。

　８回からはケラーが登板。１死からブライトに四球を与えると、２死一塁で村松にも四球を献上。なお２死一、二塁では代打で出場した板山に右前へ走者一掃の２点滴時三塁打を浴びて勝ち越しを許した。

編集部おすすめ