◆JERAセ・リーグ DeNA5―2ヤクルト(31日・横浜)

 DeNAは2―2の同点で迎えた8回、佐野恵太外野手と牧秀悟内野手の連続ソロアーチなどで3点を奪い、9回は4番手の伊勢大夢投手が3者連続三振で締め、3カードぶりの勝ち越しを決めた。

 中8日で先発した石田裕太郎投手は、6回途中2失点(自責1)で勝敗はつかなかった。

試合後、三浦大輔監督は石田裕について、「悪天候の中で踏ん張った」と評価。さらに、“本業”以外の打撃と守備での隠れた好プレーをあげた。

 まず、打撃では2回先頭の打席で10球目まで粘って二ゴロ。5回にはプロ初となる右前安打も放った。現役時代、投手ではプロ野球最長の「24年連続安打」の記録を持つ三浦監督は「セ・リーグはDHがないので、投げて終わりじゃない。打席でもできることをよくやったと思いますよ。状況にもよりますけど」と、打者としてもチームに貢献した2年目右腕を讃えた。

 また、守備では2点リードの3回無死一、三塁で、一塁走者の進塁を狙った9番・吉村のバントを素早く処理して二塁に送球。三塁走者の生還は許したものの、併殺でピンチの拡大を防いだ。

 このプレーについて指揮官は「好判断だと思います。点差、イニング、状況を考えて、1点やってもアウト2つを取れるという判断。当たりが強ければというのが頭にあった中で、そういう打球が来た。

なかなか難しい判断ですよ。よくやったなと思います。ターンも速かったし送球もよかった」と高く評価した。

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