◆JERAセ・リーグ DeNA5―2ヤクルト(31日・横浜)

 DeNA・牧が3戦連発の10号など3安打2打点で、セ・リーグの打率(3割5厘)&打点(36)の2冠王に躍り出た。

 8回、先頭・佐野の勝ち越しソロの余韻が残るハマスタが、4番打者のバックスクリーン弾で再び沸き上がった。

カーブを引きつけて叩いた会心のアーチに「佐野さんが打ってくれたので、気持ちがすごく楽だった」と、笑顔で“連続デスターシャ”を決めた。

 入団から5年連続2ケタ本塁打は、桑田武(59~63年)、村田修一(03~07年、現野手コーチ)に続き、球団史上3人目。本塁打もトップの阪神・佐藤輝と2本差で、3冠まで視界に入る。

 今季加入した村田コーチからは配球やアプローチ、先輩の戸柱からは「振りすぎてる」とアドバイスを受けるなど、主将2年目のシーズンを「一人で抱え込まずにやれている」ことが好調の要因だ。

 「軸になる打順なので、それなりに覚悟を持ってやらせてもらっている」と、今季4番を務めた16試合で打率3割6分1厘、14打点の好成績。開幕からスタメンの試合はすべて4番だったオースティンを2番に置く新布陣で3カードぶりの勝ち越しを決めた三浦監督も「4番だと居心地がいいのか、どっしりとしてる」と、若き主砲への信頼感を口にした。

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